プレゼンテーション上手で仕事が楽しくなる。話し方が武器になる――共鳴発声法によるプレゼンテーションのボイスアカデミー | |
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プレゼンテーション初級編はじめに第1部 デリバリー
第2部 コンテンツ
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言い切るあえて言い切るのはプレゼンターの責任話すテーマについて熟知していなければ、わかりやすい話はできません。 「イライラはどんなときに起こるか。何かが思うようにいかないときです」とすっきり表現できるのは、イライラを含む感情の原因や働きを十分に理解していればこそ。 しかし、「知識が豊富な人ほど話すのが上手か」となると、どうも違うようです。 学者の話がわかりにくいのは、内容が難しいからではなく、「言い切る勇気」がないからだそう。 例外があることを知っているだけに、安易に「言い切る」ことができないのですね。 声によるコミュニケーションの重要性を伝えようとして、「世界中に言語の数は3000とも5000とも言われますが、自然言語はみんな話すのが先、文字が後です」と言ったとする。 ところが、聴衆の中に「カナダのある地域には、みんなが生まれつきしゃべれなくて、書くだけの言語があると聞きましたが」などと揚げ足をとる人が出てくると、どうなるか。 次回から同じ話をするときは、その「例外中の例外」に言及せずにいられなくなってしまうのです。 学会でそんな揚げ足とり合戦をしているものだから、話の本流には無関係なのに、いちいち「まあ、○○みたいな例外もあるんですけれどね」などと断りを入れてしまう。 これは良い話し方とはいえません。 「あえて言い切る勇気」を持ちましょう。 揚げ足をとる人というものは、自分の存在を認めさせたい自己顕示欲がゆえに発言するのであって、実り多いプレゼンテーションにしようと協力したがっている人ではありません。
プレゼンターが話すのは、目に前にいる聞き手に適切な判断をしてもらうためであり、ポジティブな未来のお手伝いをするためです。
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